韓国・慶州 (キョンジュ)


釜山観光のついでに、慶州(キョンジュ)に行った。慶州は最近では毎年櫻の季節に行われる慶州マラソンで記憶に残っているが、ここは昔、新羅時代(BC 57-935年)に都があったところで、日本でいえば、奈良か京都のような所だという。

行ってみて、なるほど落ち着いた古都の雰囲気はあり面白かった。田園風景の中に史跡が点在している、と言った趣である。長い間放置されていたため荒れ果てていたのが、比較的新しく―20世紀になって見直されて復元作業が始まったとのこと。

ただ、秀吉の文禄慶長の役の際町が破壊されたため、韓国の人たちには複雑な思いがあるらしい。それと、戦前の日本統治時代に日本人が先導して復元活動をしたという例もあり、いろいろな思いが交錯しているようだ。

慶州の観光

釜山からはマイクロバスをチャーターして行ったのだが、この日は生憎の雨で予定したところを廻りきれなかった。
それで主な観光スポットを全部廻ったわけではないので、結論的に言うのもどうかと思うが、印象としては、まだ復元途中であること、都市としては慶州は小さく(人口28万)、田園風景の中に遺跡、史跡がポツポツある、といった点が奈良・京都とは大分違う、と感じたことであった。その分のどかな雰囲気に満ちており、癒される面もある。
奈良の明日香村あたりの雰囲気がやや近いかもしれない。
観光スポットとして訪れたのは、仏国寺、石窟庵、校洞村、国立慶州博物館などである。良洞民俗村、大陵苑(天馬塚)は行きたかったのだが残念ながら行けなかった。

下の写真は慶州観光の最大の目玉スポット、仏国寺。

マップ


慶州は釜山の北東約120Kmのところにあり、高速道路で1時間余り、鉄道(新幹線)では30分弱で行ける。
下の地図の A:釜山  B:慶州


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慶州市の観光地
    赤四角は今回訪れたところ

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